ビル管理の仕事について後藤氏のまとめ

Last Updated on 2024年4月23日 by taekwo

ビル管理業務は、とても需要がある業種になり、ビルなどの建物の安全・快適に利用するとができるようにする大切な仕事になります。
管理する対象はビルだけではなく、学校やホテル・病院なども対象です。
系列系と独立系で管理物件が異なることがあります。
系列系とは親会社などが所有しているビルなどの物件の管理で、独立系では会社が個別に契約した物件の管理をおこないます。
不動産会社などが親会社の場合は、その不動産会社が所有している物件の管理をおこなって、独立系では、会社が入札でとってきた物件の管理をおこなうことになります。

ビル管理の仕事

ビル管理の仕事には、常駐型と巡回型にわけることができます。
常駐型は、1つの施設のみに勤務する形になり、巡回型の場合は、複数の施設を回って物件の管理をします。
常駐型の特徴は、規模が大きな施設が多い勤務形態になり、施設が大きければ大きいほど設備なども多くなり、複雑になるので、対応することができるように、複数人のメンバーが常駐しているケースが多いです。
巡回型の場合は、小さき規模の施設を複数まとめて管理する勤務形態になり、電車や車を使用して移動し複数人のメンバーで巡回して施設の管理をおこなっていきます。

ビル管理の業務内容

ビル管理の業務内容は、清掃管理業務や衛生管理業務・設備管理業務・建物設備保全業務・警備防災業務などがあります。
清掃業務や業務では、高層ビルでの窓ふきや施設内での清掃などを主におこなっていきます。
施設内の電気や水道などが問題なく使用することができるかどうかや、施設内に設置されている火災報知機の点検・エレベーターの故障の対応など多岐にわたる業務をする必要があります。
設備管理業務では、電気通信設備や空調設備・給排水設備・消防用設備・昇降機設備などの管理をおこないます。
このような設備が問題なく運転することができるように点検などをおこなったり、メンテナンスをしたりします。
設備にトラブルが起きた場合などは、原因の解明や必要に応じて専門業者への手配などもおこなっていきます。
場合によっては業者に依頼せずに自分で修理するケースもあります。
対応が不可能なトラブルの場合は、専門業者に修理の手配をするのですが、修理をおこなっている最中などは立ち合って工事の記録を記入していく作業も仕事の一つになります。

日勤だけではなく夜勤の場合もある

ビル管理の業務は、24時間勤務といった場合もあるので、日勤だけではなく、夜勤の場合もあり、勤務時間が不規則になるケースがあります。
ビル管理の仕事は、決まった時間に働くのではなく、シフト制になっている場合が多いです。
夜勤や宿直勤務の場合は、次の日が休日になる会社もあるので、ビル管理の仕事をする際には、会社の勤務形態をしっかりチェックした方が良いです。
夜勤などがありますが、残業が少ないといった特徴もあるので、シフトで決められた時間に退社することができるので働きやすい業種ともいえます。
福利厚生などは会社によって違ってくるので、就職希望をする際にチェックしておくことが大切になります。

資格など要らないので誰でも就職することが可能

ビルの管理の仕事は、資格など要らないので誰でも就職することが可能になります。
人手不足の状態が多い職種になるので、未経験でも就職することができます。
体力が必要な業種に見えますが、女性でも働くことができる仕事になります。
覚えることが多い仕事になり、設備の名称や仕組み・点検する項目などたくさんの事柄を覚えていく必要があります。
大規模な施設の場合は、設備が複雑で多いので覚えなければならないことがたくさんあります。
未経験でも新しい知識を身につけたい人などは働きやすい業種になります。
設備の点検などの作業の場合は、専門的な知識が必要になることが多いので、就職後に資格をとる方がたくさんいます。

ビルのメンテナンスに関わる資格

ビルのメンテナンスに関わる資格には、第二種電気工事士や、危険物取扱責任者乙種4類・二級ボイラー技士・第三種冷蔵機械責任者などの資格を取得すると仕事の幅が広がるので、資格取得する方が多いです。
これらの資格は比較的難易度が低くとりやすい傾向になるので所有していると採用されやすい傾向にあります。
第二種電気工事士は、電気設備に関わる業務に活かすことができる資格になります。
危険物取扱責任者乙種4類は、ガソリンやアルコール・重油・軽油などを取り扱うことができる資格です。
二級ボイラー技士は、ビルなどに設置されているボイラー設備の管理・運転ができる資格になります。
第三種冷蔵機械責任者は、空調調和設備や冷凍機・冷却塔などの運転の管理に活かすことができる資格で、資格を保有していると、手当などもつくことが多いので収入を増やしたい方は資格をとったほうが良いです。

まとめ

建物環境衛生管理技術者の資格を保有していると、年収アップや待遇の良い他の会社に転職しやすいといったメリットがあります。
管理の業種は、需要が安定していることもあるので、これから先も必要とされる安定した業種になると後藤悟志さんも言ってます。

後藤悟志